人前式とは、宗教にとらわれず、列席したゲストを結婚の証人とする自由な挙式スタイルです。
本記事では、形式にとらわれない人前式の魅力や進行、演出例、メリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。
自分たちらしいセレモニーとして人前式を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事で活用しているデータは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024調べ」に基づいています
人前式とは?形式にとらわれない結婚式
人前式は宗教にとらわれず、ゲストが結婚の証人となる自由で温かな挙式スタイルです。
自分たちらしい演出が叶えられる点で近年注目を集めています。
人前式は「ゲストが証人」となる挙式スタイル
人前式の最大の特徴は、結婚の証人が宗教者ではなく、列席しているゲスト一人ひとりである点にあります。
新郎新婦は参列者の前で誓いの言葉を述べ、証人としてその場に立ち会ってもらうことで結婚の成立を確認します。
このスタイルは、形式や宗教にとらわれず、おふたりの想いをダイレクトに伝えることができるため、感謝や絆を大切にしたい方に適しています。
誓いの内容や演出を自由に決められる分、準備には工夫が求められますが、その分深い思い出として心に残る挙式となるでしょう。
神前式や教会式との違い
教会式や神前式は、それぞれキリスト教や神道の儀式に則って行われる伝統的な挙式スタイルです。
教会式では神父や牧師が執り行い、神に誓いを捧げます。神前式では神社で神職が執り行い、親族中心の参列が基本となります。
一方、人前式には宗教的な制約がなく、ゲスト全員が結婚の証人となるという点が大きな違いです。
会場や演出も自由に選べるため、堅苦しさがなく、自分たちらしい式を望むカップルに支持されています。柔軟さと温かみを兼ね備えた挙式です。
人前式で結婚式を挙げる際の流れ
人前式は自由な形式とはいえ、当日の進行には一定の基本的な流れがあります。代表的な構成を把握しておきましょう。
ゲストの着席と開式の案内
開式の前にゲストを丁寧に案内し式の流れを伝えます
新郎新婦の入場と開式の言葉
おふたりの入場を経て司会者が式の始まりを宣言します
誓いの言葉と指輪交換の進行タイミング
ゲストに想いを伝える誓いと指輪交換が挙式の中心となります
結婚証明書への署名とゲストによる承認
結婚証明書に署名しゲストの承認で結婚の成立を形にします
結婚成立の宣言と退場・アフターセレモニー
結婚成立を宣言した後に華やかな演出で式を締めくくります
ゲストの着席と開式の案内
ゲストが到着したら、まずは会場スタッフが順に案内し、全員が着席するのを待って開式となります。
人前式では、開式のタイミングで司会者が挨拶を兼ねて式の趣旨を簡単に説明することも多く、初めて人前式に参列するゲストにも分かりやすいよう配慮されます。
ここでおふたりの人前式に込めた想いや、ゲストへの感謝の言葉を盛り込むことで、温かく和やかな空気が生まれます。
静かで落ち着いた雰囲気の中、自然な形で挙式が始まっていきます。
新郎新婦の入場と開式の言葉
開式の案内に続いて、新郎新婦が入場します。入場の方法は自由で、新郎新婦がそれぞれ別に入場するスタイルや、ご両親にエスコートされて一緒に入場する演出も人気です。
入場後、司会者が開式の言葉を述べ、いよいよ式が始まります。この場面では、ふたりが人前式を選んだ理由や、ゲストへの感謝の気持ちを伝えるケースもあります。
格式にとらわれず、おふたりらしい言葉で式の幕を開けることができるのが、人前式ならではの魅力です。
誓いの言葉と指輪交換の進行タイミング
人前式において最も印象深い場面のひとつが、誓いの言葉と指輪交換です。
誓いの言葉では、新郎新婦がゲストに向けて結婚の誓いを自らの言葉で伝えます。
定型文ではなく、おふたりで考えたオリジナルの文章を用いることも多く、より心のこもった演出になります。誓いの言葉の後に、愛の証として指輪交換を行うのが一般的です。
どちらの順にするかは自由ですが、言葉から交換へと続く流れにすることで、自然な感動が生まれます。演出との調和も考慮しましょう。
結婚証明書への署名とゲストによる承認
誓いの言葉と指輪交換が終わった後は、結婚証明書への署名が行われます。人前式ではこの証明書が、結婚の成立を示す大切なシンボルとなります。
新郎新婦が署名した後、ゲスト代表や全員の署名を加える演出も人気です。
最近では、ゲスト全員の拇印やシールを貼って完成させるタイプの証明書も選ばれており、参加型の一体感あるセレモニーになります。
書式や内容に決まりはないため、おふたりの希望に応じて自由に作成できるのも人前式ならではの魅力です。
結婚成立の宣言と退場・アフターセレモニー
結婚証明書への署名が終わると、司会者またはおふたりから結婚成立の宣言が行われます。
「ここに結婚が成立したことを宣言いたします」といった言葉と共に、ゲストから祝福の拍手が送られる感動的な瞬間です。
その後、新郎新婦は笑顔で退場し、フラワーシャワーやライスシャワー、バルーンリリースなどのアフターセレモニーが行われることもあります。
ゲストに見守られながら、温かく和やかな雰囲気の中で挙式が締めくくられるのが、人前式の大きな魅力です。
人前式で結婚式を挙げる際の誓いの言葉とその演出
人前式の核心ともいえる誓いの言葉。自由な形式の中で感動的な時間を演出するための工夫をご紹介します。
誓いの言葉はオリジナルでOK
人前式では、誓いの言葉を自由に決められるのが魅力のひとつです。
決まった文言は存在しないため、おふたりで考えたオリジナルの文章を使うことができます。
例えば「日々感謝の気持ちを忘れません」「笑顔の絶えない家庭を築きます」など、ふたりの関係性や価値観に合った表現が可能です。
文章が長すぎず、素直な言葉であることが大切で、聞いているゲストにも自然と伝わるものになります。書く際は、普段の会話の延長線上で考えるとスムーズにまとめられます。
2人で読む/1人ずつ読む/ゲスト参加型などの形式
誓いの言葉の読み方にも複数のスタイルがあります。ふたり一緒に同じ文を読む方法は、声を合わせて誓う一体感があり、シンプルで伝わりやすい形式です。
一方で、新郎・新婦がそれぞれ別の言葉を交互に読む方法は、お互いの想いをより個性的に表現できます。
また、ゲストからの問いかけに「はい、誓います」と答えるゲスト参加型の形式も人気で、会場全体が温かな雰囲気に包まれます。
どの形式も、ふたりらしさを活かした演出に仕上がるのが人前式の魅力です。
人前式で結婚式を挙げる際のおすすめ演出アイデア
自由度の高い人前式だからこそできる、ゲストとの一体感を生む演出をご紹介します。
結婚証明書をゲストと一緒に完成させる
ゲスト参加型の演出で一体感ある証明書が作れます
指輪をみんなで届ける「リングリレー」
ゲストが順に指輪を手渡して絆をつなぐ演出です
キャンドルリレーやサンドセレモニーの演出方法
光や色を使って会場全体が温かい雰囲気になります
フラワーセレモニーやブーケ演出も人気
花を使った演出は華やかで感謝の気持ちを表現しやすいです
結婚証明書をゲストと一緒に完成させる
結婚証明書をゲストと共に作り上げる演出は、人前式らしい一体感を演出する方法のひとつです。
証明書にゲスト全員の拇印やサインを集めるものや、木のシルエットに葉のスタンプを押して完成させる「ウェディンググツリー」、真っ白なキャンバスにゲストと一緒に色をぬってアートのように仕上げる「ウェディングキャンバス」など、視覚的にも華やかな演出が人気です。
単なる書類としてではなく、ゲストの想いが込められた記念品となるため、式後も大切に飾ることができます。
参加した皆様にとっても、自分が証人であることを実感できる温かな時間となるでしょう。
指輪をみんなで届ける「リングリレー」
リングリレーは、会場に張られた長いリボンに指輪を通し、ゲストの手を介して順に前方まで届けてもらう演出です。
後列から前列へ、幸せのバトンが渡っていくような動きに、自然と会場の一体感が高まります。
全員の手を通って届けられた指輪には、祝福の気持ちが込められているような感覚があり、感動的なシーンとなります。
小さなお子様にスタート役をお願いするのも微笑ましく、ゲストの記憶にも残る優しい演出です。
キャンドルリレーやサンドセレモニーの演出方法
キャンドルリレーは、ゲスト一人ひとりのキャンドルに火を灯し、最後に新郎新婦のキャンドルへとつなぐロマンティックな演出です。
会場がやわらかな光に包まれ、神秘的な雰囲気を演出できます。サンドセレモニーは、色の異なる砂を瓶に注ぎ入れ、ひとつの作品を完成させるセレモニーです。
夫婦として異なる個性がひとつになる象徴とされ、視覚的にも美しく仕上がります。どちらもオリジナリティを演出しやすく、人前式にぴったりの内容です。
フラワーセレモニーやブーケ演出も人気
フラワーセレモニーはダーズンローズやブーケ・ブートニアの儀式とも呼ばれます。ゲストに一輪ずつ花を渡してもらい、それを新郎が束ねて新婦に手渡し、新婦はブートニアとして一輪新郎に渡すという演出です。
「感謝」や「友情」など、花に込められた意味と共に行うことで、心温まる雰囲気が生まれます。
ブーケ演出では、ゲストに渡された小花を集めて即席のブーケを作るスタイルもあり、手作り感のある優しさが魅力です。
どちらもゲストとの関係性がより深まる演出で、会場全体があたたかい空気に包まれます。
人前式で結婚式を挙げる魅力
形式にとらわれず自分たちらしさを表現できる人前式。実際に選ばれる理由を人前式の魅力の面から見ていきましょう。
自由度が高くふたりらしい式が実現できる
人前式では、進行や演出、誓いの言葉までおふたりの思いを自由に反映させることができます。
会場の選び方ひとつを取っても、チャペルだけでなく、レストランやガーデン、屋外など様々な場所での挙式が可能です。
装飾やBGM、入場のスタイルに至るまで細部に個性を出せるため、「自分たちらしさを大切にしたい」という願いが叶いやすい挙式形式です。
大切な人たちに囲まれて、ふたりの想いをまっすぐに伝えられる環境が整えられるのも魅力です。
費用を抑えやすく準備の選択肢も豊富
宗教者や神社への謝礼、教会使用料などが必要ないため、人前式は比較的費用を抑えやすい傾向にあります。
また、会場の自由度が高いため、予算に応じて演出や装飾を調整しやすいのもメリットです。手作りアイテムを取り入れたり、持ち込みが可能なプランを選ぶことで、準備にかかるコストと手間を調整できます。
式の規模や内容に応じて柔軟に対応できるため、限られた予算内で納得のいく挙式を実現することが可能です。
人前式で結婚式を挙げる際の注意点
自由な人前式にも注意点や配慮すべき点があります。スムーズな進行のために知っておきたい側面です。
準備する項目が多少多くなります
人前式では式の進行や演出を自由に決められる分、準備項目が多くなりがちです。
誓いの言葉の作成、演出の内容や順番の検討、司会進行の台本づくり、結婚証明書の準備など、すべてを自分たちで考える必要があります。
選択肢が多いため決めることも多く、準備に時間がかかるケースも多いようです。プランナーや司会者に相談やアドバイスをもらいながら進めることで、スムーズ活安心して準備することができるでしょう。
ご両親や親族への配慮を忘れずに
人前式は比較的新しいスタイルであるため、伝統的な挙式に慣れ親しんだ親世代や年配のゲストには、その意味や流れが伝わりづらいことがあります。
神前式や教会式、仏前式などご両親にもご希望がある場合もあるため、事前に相談しておくとスムーズでしょう。
パンフレットを用意したり、実際の式の様子を紹介した動画を見せるなど、視覚的に伝える工夫も効果的です。理解を得た上で挙式を迎えることで、全員にとって心に残る時間となるでしょう。
人前式で結婚式を挙げられる会場タイプごとの特徴
人前式は多様な会場で実施可能です。代表的な会場タイプ別に特徴や雰囲気の違いを解説します。
チャペルでの人前式の特徴
厳かな雰囲気を持ちながら自由な進行が可能です
ホテルや専門式場での人前式の特徴
充実した設備とサポート体制で安心して挙式できます
レストランや少人数会場での人前式の特徴
カジュアルな雰囲気でゲストと近い距離の式が叶います
ガーデンやビーチなど屋外での人前式の特徴
自然に囲まれた開放感あふれる挙式が演出できます
公的施設や和風会場での人前式の特徴
和の趣を活かした落ち着きのある人前式が行えます
チャペルでの人前式の特徴
チャペルは本来、教会式の場として利用されることが多いですが、近年では宗教色を排した「チャペル風空間」として人前式に対応している式場も増えています。
高い天井やバージンロード、ステンドグラスなど厳かな雰囲気の中で挙式を行えるため、格式を大切にしたい方にも好まれます。
宗教者を招かずに司会者が進行を行う形であれば、人前式として実施可能です。厳粛な空間の中にも、おふたりらしい自由な演出を組み込むことができます。
ホテルや専門式場での人前式の特徴
ホテルや専門式場では、挙式から披露宴までを一貫して行えるため、スムーズな進行が可能です。
設備が整っており、天候に左右されにくい点や、プロによるサポート体制が充実している点も安心材料です。
人前式を希望する場合は、チャペルを使用したり、披露宴会場内で「宴内人前式」を行うこともできます。あらかじめ用意されたプランの中から選べるため、準備に不安がある方にもおすすめの会場タイプです。
レストランや少人数会場での人前式の特徴
レストランや少人数専門の会場では、カジュアルでアットホームな雰囲気の人前式が叶います。
大切なゲストとの距離が近く、食事を楽しみながら温かな時間を過ごせるのが魅力です。装飾や進行も自由度が高く、シンプルなスタイルを希望するカップルにはぴったりです。
会場の広さや設備面で制約が出ることもありますが、少人数ならではの細やかな演出が可能になります。費用面でも比較的抑えやすい傾向があります。
ガーデンやビーチなど屋外での人前式の特徴
屋外での人前式は、自然の美しさに包まれた開放的な雰囲気が魅力です。ガーデンやビーチ、森の中など、非日常感を演出できる場所での挙式は、写真映えも抜群です。
季節の花々や青空の下で行うセレモニーは、開放感と特別感を兼ね備えています。ただし天候に左右されやすいため、雨天時の代替案やテントの用意など、事前の準備が必要です。
装飾や演出の自由度が高く、自然を活かしたナチュラルな結婚式が実現できます。
公的施設や和風会場での人前式の特徴
公民館や文化施設、古民家や料亭といった和風会場でも、人前式は可能です。
伝統的な日本家屋の雰囲気を活かしながら、オリジナルの演出を取り入れられる点が魅力です。
着物や和装を取り入れた人前式は、世代を問わず好まれ、親族への配慮にもなります。また、比較的リーズナブルに利用できる施設もあり、費用を抑えたいカップルにも適しています。
設備や運営に関しては、自主的な準備が求められる場合もあるため、事前確認が重要です。
人前式で結婚式を挙げる際のポイント
自由度の高い人前式。挙式までの準備や当日の進行、ゲストへの対応の仕方など事前に抑えておきたいポイントをご紹介します。
式次第の自由度が高く構成に迷いやすい|事例やテンプレを活用
他のカップルの事例やテンプレートを参考に構成できます
司会や音響の手配が必要な場合がある|信頼できる人に早めに相談
進行を支える司会者や音響スタッフの確保が重要です
演出イメージが湧きにくい|SNSや体験談を参考にする
写真や動画の事例から具体的な演出を学べます
親世代に伝わりにくい場合がある|資料や見学で丁寧に説明
式場見学や資料を通して理解を深めてもらえます
「ゲストが証人」の考えに戸惑わられる場合がある|事前共有で理解を促す
招待状や案内文で趣旨を伝えて誤解を防ぎます
式次第の自由度が高く構成に迷いやすい|事例やテンプレを活用
人前式は進行の自由度が高いため、「どこから手を付ければいいか分からない」と感じる方も多いようです。
一般的な流れを参考にしつつ、自分たちの希望や演出をどう組み込むかを検討する必要があります。
構成を決める際には、先輩カップルの事例や式場が提供するテンプレートを活用すると安心です。
また、司会者と事前に打ち合わせを行い、スムーズに進行できるよう全体のバランスを整えることが、挙式の完成度を高めるポイントです。結婚式場やホテルで人前式を行う場合は担当のプランナーと相談して進めることができます。
司会や音響の手配が必要な場合がある|信頼できる人に早めに相談
人前式では、司会者が進行の中心を担うため、誰に依頼するかが挙式の雰囲気に大きく影響します。
結婚式場やホテルなどで挙式を行う場合は式場のスタッフが対応してくれますが、自分たちで企画していく場合はフリーの司会者や知人に依頼するケースもあります。
音響やBGMのタイミングも重要ですので、必要であれば専任のオペレーターを手配する準備が求められます。
特に外部スタッフを起用する際は、早めに相談し、式の内容をしっかり共有しておくことが、当日の安心につながります。
演出イメージが湧きにくい|SNSや体験談を参考にする
人前式は自由な挙式スタイルである一方、決まったフォーマットがないため、どのような演出が適しているのかイメージしづらいという声もあります。特に自分たちで人前式を企画している場合は、プランナーのサポートがない分より悩むこともあるでしょう。
そんなときは、SNSに掲載されている先輩カップルの実例を参考にすると、視覚的にアイデアを得られます。
特にInstagramやPinterestでは、写真と共に演出内容が紹介されていることも多く、自分たちに合ったスタイルを見つけやすくなります。
体験談やレビューもぜひ参考にしてみてください。
親世代に伝わりにくい場合がある|資料や見学で丁寧に説明
人前式というスタイルは比較的新しく、親世代にはなじみが薄いため、宗教者を招かない挙式に対して不安を持たれることもあります。
そうした場合には、人前式の趣旨や進行内容を記載した資料を用意したり、式場の見学に同席してもらうなど、視覚的かつ丁寧な説明が効果的です。
式の温かさや意義が伝われば、理解を得やすくなります。おふたりの思いを共有しつつ、安心して当日を迎えてもらえるよう、事前のコミュニケーションが大切です。
「ゲストが証人」の考えに戸惑わられる場合がある|事前共有で理解を促す
人前式の特徴である「ゲストが結婚の証人になる」という考え方は、初めて耳にする方にとっては少し戸惑いを感じるかもしれません。
列席者の中には、「承認ってどうすればよいの?」と不安になる方もいます。
そうした誤解を避けるためにも、招待状や式次第に一文を添え、どのような意味があるのかを事前に共有しておくと安心です。
「見守っていただくことが何よりの承認です」といった柔らかい説明で、ゲストも心構えができ、式により深く参加していただけます。
人前式で結婚式を挙げることに関するよくある質問
人前式で、友人に問いかけ形式の誓いの言葉をお願いしても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。人前式では誓いの言葉のスタイルに決まりがなく、問いかけ形式の進行も人気のひとつです。
たとえば友人に「○○さんを生涯大切にすることを誓いますか?」と問いかけてもらい、新郎新婦が「はい、誓います」と答える形が一般的です。この形式は会場全体が一体となり、ゲストにも印象深く残ります。
新郎新婦の人柄をよく知る仲の良い友人に依頼することで、より温かみのある演出になりますので、ぜひ検討してみてください。
人前式の服装は、自由に選んでも大丈夫ですか?
人前式では、服装にも特に決まりはありません。
新郎新婦はウエディングドレスとタキシード、または和装など、ご自身の好みに応じて自由に選ぶことができます。
最近では、カジュアルな雰囲気に合わせたセミフォーマルやナチュラルなスタイルも増えており、会場の雰囲気や挙式のコンセプトに合わせた衣装選びがポイントです。
ただし、ゲストの服装とのバランスも考慮し、全体の雰囲気が整うよう心がけるとより美しい式になります。
人前式で感動的な演出を取り入れるには、どんな工夫が必要ですか?
感動的な演出を取り入れるには、誓いの言葉や結婚証明書、ゲスト参加型のセレモニーに気持ちを込めることが大切です。
たとえば、手紙の朗読や思い出の映像上映など、ご家族やご友人、ゲストとおふたりの絆や歴史を振り返る演出は、自然と涙を誘います。
また、ゲストからのメッセージを集めて式中に紹介するなど、感謝の気持ちを表すことで、会場全体が温かい雰囲気に包まれます。
過度な演出に頼らず、心を込めた言葉や演出こそが、感動を生む鍵になります。
人前式で少し面白い演出を入れても大丈夫でしょうか?
はい、問題ありません。人前式の自由度の高さは、ユーモアのある演出にも対応できる柔軟性を持っています。
たとえば、夫婦のルールを読み上げる「夫婦の誓約10か条」や、ゲストによるサプライズ質問など、笑いを交えた演出も人気です。
ただし、ゲストの年齢層や式の雰囲気とのバランスを見ながら、品のある表現でまとめることが大切です。
おふたりらしい明るさが伝わるような工夫で、思い出深い時間に仕上げましょう。
家族のみで人前式をする場合、どんな演出が向いていますか?
家族のみでの人前式は、少人数だからこそ叶うアットホームな雰囲気が魅力です。
そのため、ゲスト全員が参加できるような演出がおすすめです。
たとえば、両親や兄弟姉妹に「結婚証明書」の署名をお願いする、思い出の写真を飾った装飾で会場を演出するなど、親しい間柄だからこそ伝えやすい感謝をかたちにすると喜ばれます。
手紙の朗読やサンドセレモニーのような穏やかな演出も好相性です。距離感が近いからこそ、丁寧で心の通った式を大切にしましょう。
人前式とキリスト教式は、どのような点が違うのですか?
人前式とキリスト教式は、誓いを捧げる相手や進行スタイルが異なります。
キリスト教式は神父や牧師が執り行い、神の前で永遠の愛を誓う儀式です。決まった進行に沿って挙式が行われ、宗教的な厳かさが大きな特徴です。
一方、人前式は宗教色がなく、ゲスト全員が結婚の証人となるスタイルです。進行や演出は自由に決められ、オリジナリティを発揮しやすい点が特徴です。
厳粛な雰囲気を重視するか、温かな一体感を大切にするかによって、適したスタイルが異なります。
人前式をシンプルな演出で進めたいのですが、どんな方法がありますか?
人前式では、演出を詰め込まず、必要な進行に絞ることでシンプルながらも上品な式が実現できます。
たとえば、入場・誓いの言葉・指輪交換・結婚証明書署名・退場という基本の流れに沿い、演出を加えず進行する方法があります。
演出を減らす分、誓いの言葉に心を込めたり、装花やBGMなど空間づくりに工夫を凝らすと、自然体で印象深いセレモニーに仕上がります。
少人数婚や落ち着いた雰囲気を好む方にもおすすめの進行スタイルです。
まとめ
人前式は、宗教や形式にとらわれず、ふたりの想いやゲストとの絆を大切にできる挙式スタイルです。
自由に決めることができる項目が多いため準備に工夫が求められますが、その分、自分たちらしい式を実現できる魅力があります。
会場の選び方から進行、演出、費用の考え方に至るまで、さまざまな視点からご紹介してまいりました。大切なのは、何を重視するかを明確にし、一つひとつ丁寧に選ぶことです。
おふたりらしい、温かな人前式が叶いますよう、心よりお祈りしています。
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