神前式(神前結婚式)の費用相場はいくら?初穂料や玉串料など内訳や教会式との比較など神社での結婚式にかかる費用を解説

神前式(神前結婚式)の費用について調べている方の多くは、「実際にいくらかかるのか」「内訳や相場が分かりにくい」「教会式など他の挙式スタイルと比べて高いのか」など、具体的な金額や費用構成に不安や疑問を感じているのではないでしょうか。

特に初穂料や玉串料など、神社ならではの項目が多く、予算計画を立てにくいという声もよく聞かれます。

本記事では、神前式の費用相場や内訳を分かりやすく解説し、教会式との比較や節約のコツまで詳しく紹介します。

この記事を読むことで、神社での結婚式にかかる費用の全体像がつかめ、無駄なく理想の和婚を実現するためのヒントが得られます。費用面の不安を解消し、納得のいく結婚式のために役立ててください。

※本記事で活用しているデータは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024調べ」に基づいています

目次

神前式(神前結婚式)とは

神前式(神前結婚式)は、日本の伝統的な結婚式のひとつで、神社の神様に結婚を誓う厳かな儀式です。新郎新婦と両家の家族が神社に集い、神職や巫女の進行で「三々九度の盃」や「玉串奉奠」などの儀式を行い、両家の結びつきを深めます。

もともと家族・親族のみで執り行うのが一般的で、参列人数は神社によって異なりますが、多くは少人数で行われます。新郎新婦は白無垢や色打掛、紋付き袴などの和装を身にまとい、伝統的な雰囲気が特徴です。

明治時代に現在の形が整い、近年は和装や日本ならではの厳粛な雰囲気に憧れる若い世代からも支持されています。挙式後は披露宴や会食を行うことも多く、両家の絆を大切にしたい方に選ばれています。

神前式の費用相場

神前式の費用は挙式の規模や内容によって大きく変動しますが、全体の相場は33.1万円程度が目安とされています。ただし、この金額は挙式のみの場合であり、披露宴や会食を含めると費用はさらに増加します。まずは、基本的な費用構造を理解することで、適切な予算計画を立てることができるでしょう。

より具体的に費用相場をイメージできるよう、挙式の場所や規模に合わせた費用相場も紹介しましょう。

神前式の費用相場

おふたりだけで神前式の挙式のみ行う場合の費用
最もシンプルで費用を抑えやすいプラン


神社で神前式の挙式のみを行う場合の費用
親族参列で伝統的な神前式を希望する場合


ホテルや専門式場内で神前式を行う場合の費用
設備充実で天候に左右されない安心プラン


神社での神前式+食事会を行う場合の費用
アットホームな雰囲気で親族と祝う場合


神前式+披露宴を行う場合の費用
本格的な神前式と華やかな披露宴の組み合わせ


おふたりだけで神前式の挙式のみ行う場合の費用

新郎新婦だけで神前式を挙げる場合、費用は10万~45万円程度が相場です。主な内訳は、神社に納める初穂料、新郎新婦の和装レンタルや着付け・ヘアメイク、写真撮影などが含まれます。

また、衣裳や写真の内容によって金額は変動しますが、挙式・衣裳・ヘアメイク・写真がセットになったパックプランも多く用意されています。

おふたりだけの挙式は準備が簡単で日程調整もしやすく、人目を気にせず落ち着いて式を挙げられる点が魅力です。

さらに、媒酌人や立会人も不要で、神社スタッフが進行をサポートしてくれるため安心して当日を迎えられます。そのため、費用を抑えながらも神聖な雰囲気で結婚の誓いを立てたいカップルに最適なプランといえるでしょう。

神社で神前式の挙式のみを行う場合の費用

親族を招いて神社で神前式のみを行う場合、内訳は神社への初穂料、新郎新婦の和装レンタルや着付け・ヘアメイク、写真撮影などです。披露宴や会食を行わないため、引出物や会場費は不要で、全体の費用を抑えやすいのが特徴です。

なお、神社によっては控室使用料や儀礼品代が別途かかることもあるため、事前に見積もりを確認しましょう。また、親族の交通費や宿泊費が発生する場合もあるので、予算に含めておくと安心です。

ホテルや専門式場内で神前式を行う場合の費用

ホテルや結婚式場内の神殿で神前式を行う場合もあります。神社での初穂料よりやや高めですが、これは神職の派遣料や神殿の維持費、雅楽演奏などが含まれるためです。

衣裳や着付け・ヘアメイク、写真撮影を含めた挙式プランを利用すると、すべてがそろう安心感が魅力です。ホテルの神前式は天候に左右されず、空調や設備が整っているため快適に行え、友人や上司など多くの参列者にも対応しやすいのが特徴です。

ただし、披露宴とセットのプランが多く、挙式のみだと割高になる場合もあるため、事前に内容を確認しましょう。

神社での神前式+食事会を行う場合の費用

神社で神前式の挙式後に親族中心の食事会を行う場合、神前式の平均費用は33万円前後、加えて会食代が1人あたり1.5万~2万円が目安です。

神社と会食会場が離れている場合は移動費も考慮しましょう。披露宴ほど大掛かりではなく、アットホームな雰囲気で家族や親族とお祝いできるのが特徴です。そのため、厳かな神前式の後にゆっくりと祝福の時間を過ごしたいカップルに適したプランといえるでしょう。

神前式+披露宴を行う場合の費用

神前式の後に披露宴を行う場合、総費用は約343.9万円(招待人数52.0名)が目安です。費用は会場やゲスト人数、衣裳や演出内容によって大きく変動します。特に披露宴の料理・飲み物代は1名あたり1.5万~2万円以上が一般的で、人数が増えるほど総額が高くなります。

少人数向けや期間限定の割引プランを利用することで、費用を抑えることも可能です。希望する規模や内容に合わせて、事前に見積もりを取り、項目ごとに確認することが大切です。

神前式の費用内訳

神前式にかかる主な費用項目の内容について、ここで一つ一つ見ていきましょう。挙式プランや見積もり書では、それぞれ以下のような項目名で計上されるのが一般的です。

神前式の費用内訳

初穂料や玉串料
神社に納める基本的な謝礼金


挙式代
ホテルや式場での神殿使用料および進行費


雅楽の生演奏や巫女の舞(神楽奉納)などオプション費用
伝統的な演出で格式を高める追加サービス


衣裳代
和装レンタルで費用差が最も出やすい項目


着付け・ヘアメイク代
和装特有の専門技術が必要な美容サービス


撮影代
思い出を残すプロの記録撮影サービス


控室料など付帯費用
神社婚ならではの諸経費と施設利用料


会食・披露宴会場までの送迎費
ゲストが移動するためのバスやタクシーにかかる費用


初穂料や玉串料

初穂料(はつほりょう)は神前式を執り行う神社に納める謝礼金で、もとは初穂(最初の稲穂)をお供えした風習に由来します。玉串料も神社への謝礼で、慶事では初穂料、地鎮祭などでは玉串料と使い分けられますが、結婚式ではどちらも同じ意味です。

初穂料とは?
神社に納める謝礼金で、もともと収穫した初物を神様に奉納する風習から生まれた。

多くの神社で5万~10万円が相場で、格式の高い神社は15万~20万円になることも。ホテルの挙式プランには初穂料が含まれる場合もあり、事前確認が必要です。

挙式代

挙式代は、挙式を行うための基本的な運営費を指します。神社での初穂料に相当しますが、ここでは特にホテルや専門式場での神前式の挙式料を指します。神前式における挙式代の全国平均は33.1万円です。

教会式の挙式料と同程度かやや低めです。挙式代には三々九度や誓詞奏上などの基本的な儀式が含まれますが、雅楽の生演奏や巫女の舞、花嫁行列はオプションとなることが多いです。プラン内容を事前に確認し、必要に応じて追加料金を検討しましょう。

雅楽の生演奏や巫女の舞(神楽奉納)などオプション費用

神前式のオプションには、雅楽の生演奏や巫女舞、花嫁行列(参進)があります。これらは神社によって標準プランに含まれている場合と、追加料金が必要な場合があります。

参進の儀は挙式料に含まれる場合とオプション扱いの場合があり、雅楽の生演奏を付けるかどうかで費用が変わります。写真やビデオ撮影も持ち込みや追加依頼時に別途費用が発生することがあります。

衣裳代

衣裳代は神前式の費用の中でも差が出やすい項目です。

新婦は白無垢や色打掛などから選び、レンタル相場は白無垢平均19.5万円、色打掛平均27.8万円です。新郎の紋付き羽織袴は平均10.6万円が一般的です。

衣裳の格や新作かどうかで価格は大きく変動し、豪華な打掛やブランド品は30万円を超えることもあります。プラン内の衣裳なら追加料金なしの場合もありますが、プラン外や持ち込みの場合は別途費用がかかることがあります。

お色直しをする場合はその分費用が増えますが、衣裳数を絞ることで節約も可能です。和装は小物やかつら代も加算されるため、全体のバランスを見て選ぶことが大切です。

着付け・ヘアメイク代

着付けやヘアメイク代は、多くの場合レンタル衣裳プランに含まれていますが、個別に手配する場合は新婦の着付けが3万~5万円、新郎は約1万円が相場です。かつらや角隠しを使う場合は追加費用がかかります。

和装用のヘアセットや綿帽子、角隠しなど特別な支度が必要で、洋髪アレンジも人気です。お色直しをする場合は、その都度ヘアメイク代が追加されます。費用を抑えたい場合は、お色直しやヘアチェンジの回数を減らすのも一つの方法です。

撮影代

撮影代は依頼内容によって幅があります。挙式と披露宴を通してのスナップ撮影は、全国平均で22.1万円となっています。アルバム作成などは別料金になることも多く、プランによって異なります。

神社では撮影ルールが厳しい場合があり、提携カメラマン以外は社殿内での撮影が禁止されていることもあります。挙式中の撮影可否は事前に神社へ確認しましょう。写真を確実に残したい場合は、神社提携のカメラマンを利用するのが安心です。

節約したい場合は友人にスナップを頼む、前撮りを別途利用する方法もありますが、当日の雰囲気を残すにはプロの依頼がおすすめです。

控室料など付帯費用

控室料などの付帯費用は、神社婚ならではの諸経費です。親族控室や待合室の使用料は無料の場合もあれば、数万円かかることもあります。特に有名神社や参列者が多い場合は控室を別途手配する必要が生じることもあります。

披露宴を神社併設会場で行う場合は控室料がプランに含まれていることも多いので事前確認が大切です。また、介添人や儀式用小物のレンタル料は挙式料に含まれることが多いですが、個別に請求される場合もあるため見積書で確認しましょう。

挙式後に披露宴会場へ移動が必要な場合は、ゲストの交通費も予算に入れておく必要があります。付帯費用は細かい項目が積み重なりやすいため、プラン内容をよく確認し、必要なものを漏れなく洗い出して予算管理しましょう。

会食・披露宴会場までの送迎費

会食や披露宴会場までの送迎費は、挙式と会場が離れている場合に必要となります。都内でバスをチャーターする場合、中型バス1台(20~25名乗車)で5万~8万円が目安です。ゲスト人数によって台数が増えれば費用も上がります。

送迎バスを省略する場合でも、タクシーチケットを用意するなど、ゲストの移動に対するサポートを手厚くする配慮が大切です。会場が近ければ徒歩移動も可能ですが、ご年配の方や和装のゲストにはタクシー手配も検討しましょう。

近年は挙式と披露宴を同じ会場で行うケースも増えており、その場合は送迎費が不要です。神社婚で会場が分かれる場合は、移動費用も予算に含めて計画しましょう。

神前式は高い?教会式・人前式など挙式タイプとの費用比較

神前式と他の挙式スタイルの費用を比較することで、適切な選択ができるでしょう。実際に、多くのカップルが気になるのは「神前式は他の挙式より高いのか?」という点です。また、費用比較により、予算に合った挙式スタイルを検討できるでしょう。

神前式は教会式や人前式と比べて特別に高いわけではありません。挙式料の平均は、神社で33.1万円・教会式で41.1万円、人前式55.2万円とやや安くなります。

ただし、衣裳代は和装のため高くなることが多く、色打掛や白無垢の2着着用で30万~50万円になることもあります。披露宴の規模も費用に大きく影響し、神前式は親族中心の少人数が多いため、披露宴費用が抑えられやすい特徴があります。以下に挙式料の比較をまとめます。

スクロールできます
挙式スタイル挙式料の平均備考
神前式33.1万円衣裳や演出で費用変動あり
教会式41.1万円牧師謝礼や聖歌隊など含む
人前式55.2万円会場使用料のみの場合もあり

費用は挙式料だけでなく、衣裳や披露宴の内容、ゲスト人数によって大きく変わるため、予算に合わせて選択するとよいでしょう。

神前式の費用に関する知識やマナー

神前式ならではの費用面の知識やマナーについて理解しておくことで、当日の進行をスムーズに行えるでしょう。

初穂料の扱いや包み方、神社での所作など、他のスタイルにはないポイントがあります。不安に感じやすい部分ですが、一つずつ確認していけば大丈夫です。

神前式の費用に関する知識やマナー

初穂料と玉串料の違い
語源と使い分けについて基本的な理解


のし袋の書き方・包み方
正しい表書きと包装マナーの詳細


神社での初穂料の納め方(渡し方)
当日の受付での適切な渡し方と挨拶


初穂料と玉串料の違い

初穂料と玉串料はいずれも神社への謝礼金ですが、語源や使われ方に違いがあります。

初穂料は、もともと収穫した初物を神様に奉納する風習から生まれ、お祝い事で神様に感謝を伝える際に使われます。一方、玉串料は玉串(榊の枝に紙垂を付けたもの)を供える際の謝礼で、願い事をする場面で用いられることが多いです。

玉串料とは?
玉串(榊の枝に紙垂を付けたもの)を供える際の謝礼で、願い事の場面で使用。

現代では厳密な区別はなく、どちらも「神社への御礼金」として扱われます。初穂料と玉串料のどちらを使用するかは挙式を依頼している神社やホテル、式場に確認して準備を進めてください。

のし袋の書き方・包み方

初穂料を納める際は、のし袋(祝儀袋)または白封筒を使います。表書きは水引の上に「初穂料」または「御初穂料」と毛筆や筆ペンで書き、水引下には新郎新婦の姓または連名を記します。中袋があれば表に金額(大字)、裏に住所・氏名を書きます。お札は新札を用い、肖像画が表側になるように入れます。

水引は紅白または金銀の結び切り(あわじ結び)で、本数は奇数が基本です。筆記具は濃い墨の毛筆や筆ペンを使い、薄墨は避けます。包んだのし袋は袱紗に入れ、受付で表書きが見えるように両手で渡します。

タイミングは挙式当日の受付時が一般的です。新札が用意できない場合は、できるだけ綺麗なお札を選びましょう。

神社での初穂料の納め方(渡し方)

初穂料は挙式当日に神社の社務所受付で納めます。新郎新婦が袱紗からのし袋を取り出し、両手で丁寧に差し出します。挨拶は「本日はよろしくお願いいたします」が一般的です。神社によってはリハーサル時や控室で渡す場合もあります。

分からないことがあれば遠慮なく神社スタッフに質問し、指示に従えば失礼になることはありません。神職や巫女さんへの直接のお礼(心付け)は特に必要ありませんので、感謝の気持ちは初穂料と挨拶でしっかり伝えましょう。

神前式の費用を少しでも安くする方法

伝統的な神前式とはいえ、工夫次第で費用を節約することは十分可能です。賢い節約術を実践することで、品質を落とすことなく費用を抑え、理想の神前式を実現できるでしょう。

ここでは、神前式の費用を抑えるための具体的な方法をいくつか紹介します。限られた予算内で理想の和婚を実現するために、ぜひ参考にしてください。

神前式の費用を少しでも安くする方法

オフシーズンを狙う
繁忙期を避けて割引プランを利用


初穂料の安い神社を選ぶ
神社ごとの料金差を活用した賢い選択


結婚式のパックプランを活用する
セットプランで個別手配より安く


家族のみなど少人数で神前式を行う
最も確実で効果的な費用削減方法


オフシーズンを狙う

結婚式には繁忙期と閑散期があり、費用に差が出ます。オフシーズンに挙げると、会場費やプラン料金が割引になったり特典が付いたりすることがあります。一般的に春や秋の大安吉日は繁忙期で予約が集中し、値引きは少なめです。

一方、夏の猛暑期や冬の寒い時期、仏滅や平日は比較的予約が少なく、料金が抑えられる傾向にあります。例えば、7~8月限定で挙式料を割引する神社や、平日申込で衣裳サービスを行うところもあります。

夏は夕方、冬は暖かい昼間に挙式するなど時間帯を工夫すれば快適です。オフシーズンを利用すると数十万円単位で費用を抑えられることもあり、予算を重視するなら人気時期を避けるのがよいでしょう。

初穂料の安い神社を選ぶ

神社によって初穂料の金額は大きく異なります。費用を抑えたい場合は、初穂料が安価な神社を選ぶのも一つの方法です。初穂料は5万円程度の神社もあれば、有名神社では20万円近くかかることもあり、差額は衣裳1着分にもなります。

金額が安いからといって神社の格式が劣るわけではなく、各神社の方針や提供サービスによるものです。小規模な神社でも心のこもった挙式が可能ですし、地域ごとの初穂料情報は結婚式場検索サイトや神社への直接問い合わせで確認できます。

例えば初穂料3~5万円の神社は、費用重視の方におすすめですが、収容人数が少ない場合もあるため、予定人数と合うか事前確認が必要です。

有名神社で挙げたい場合は初穂料の節約は難しいですが、他の費用項目で調整しましょう。複数の神社で見積もりを取り、納得できる神社を選ぶことが大切です。

結婚式のパックプランを活用する

結婚式のパックプランは、費用を抑えるのに有効な方法です。多くの式場や神社では、挙式、衣裳、美容着付、写真、会食などがセットになったお得なプランを用意しています。

例えば、神社挙式専門のプロデュース会社では「挙式料+衣裳+美容+写真+会食○名分」で総額が明示されており、個別手配より安く済むことが多いです。

プランには在庫衣裳の利用やオフシーズン価格などの理由で割安になっている場合がありますが、利用者にとってはトータルでお得なら問題ありません。不要な項目を外したり、他のサービスに変更したりと、内容の調整ができることもあります。

ただし、プラン内の内容が自分たちの希望を満たしているかを事前に細かく確認しましょう。安価なプランは最低限の内容しか含まれていないこともあるため、衣裳のランクや写真の内容、料理の質などをチェックし、追加費用が発生しないか注意が必要です。

情報収集をしっかり行い、自分たちに合ったプランを選びましょう。

家族のみなど少人数で神前式を行う

神前式の費用を抑える最も確実な方法は、式の規模を小さくすることです。もともと神前式は家族や親族のみの少人数で行うことが多い挙式スタイルです。

少人数婚なら演出も最小限で済み、派手な余興や装飾も不要です。年配の親族が多い場合は、シンプルで短時間の進行が喜ばれることもあります。

少人数婚の後に友人向けのカジュアルなパーティを別日に開く方法もあります。規模を小さくすることで費用や準備時間が減り、本当に大切な人たちと心温まる式を実現できます。

神前式の費用に関するよくある質問

神前式の費用に関するよくある質問

神前式などの和婚で費用に最も差が出るのはどの項目ですか?
衣裳代と飲食費が大きく影響


立会人がいなくても神前式は挙げられる?
立会人なしでも挙式は可能


境内では自由に写真や動画の撮影が可能でしょうか?
神社ごとに撮影ルールが異なるため要確認


神前式などの和婚で費用に最も差が出るのはどの項目ですか?

神前式などの和婚で費用に最も差が出るのは衣裳代です。和装はレンタルでも価格帯が広く、白無垢や色打掛など新婦の衣裳を何着用意するか、グレードをどこまで上げるかによって数十万円単位で差が生じます。

平均的な神前式の費用は33.1万円ですが、衣裳にこだわると70~80万円まで上がることもあります。

もう一つ費用差が出やすいのは披露宴や会食の料理・飲物代です。これは和婚に限らず、ゲストの人数が増えるほど費用が大きくなります。

招待人数によって料理や引出物の総額が大きく変動するため、衣裳代と飲食費が費用に最も影響を与える項目です。

立会人がいなくても神前式は挙げられる?

神前式では立会人は必須ではありません。かつては媒酌人(仲人)夫妻が結婚の証人として立ち会うのが一般的でしたが、現代では媒酌人を立てない式が多く、神前式でも同様です。新郎新婦と親族が揃っていれば問題なく式は進行しますし、新郎新婦だけでも挙式は可能です。

その場合も特別な証人を用意する必要はありません。神社によっては神職や巫女が立会人的な役割を担ってくれるので安心です。

婚姻届の証人は結婚式とは別に必要ですが、式当日にその人がいなくても問題ありません。誰もゲストがいなくても神前式は挙げられますが、家族や親族に立ち会ってもらうことで、より意義深い式となるでしょう。

境内では自由に写真や動画の撮影が可能でしょうか?

神社の境内での写真や動画撮影には制限がある場合が多く、特に挙式中の本殿や神殿内での撮影は原則禁止としている神社が少なくありません。参列者によるスマホやカメラでの自由な撮影はマナー違反とされ、神社スタッフから控えるよう案内されることが一般的です。

プロカメラマンについても、神社ごとにルールが異なり、提携カメラマンのみ撮影可能だったり、事前申請が必要な場合があります。一方、挙式後や屋外の境内では撮影が許可されていることが多く、参進や集合写真などは問題なく撮影できるケースが一般的です。

ただし、他の参拝者の迷惑にならないよう配慮し、事前に神社の撮影ルールを必ず確認しましょう。動画撮影も静止画と同様の扱いです。どうしても挙式中の様子を残したい場合は、神社の許可を得てプロカメラマンに依頼するのが確実です。

まとめ

神前式の費用は、挙式のみなら平均33.1万円、披露宴を含めると343.9万円が目安です。初穂料や衣裳代が大きな割合を占めますが、教会式と比べて特別高額というわけではありません。

節約にはオフシーズンを選ぶ、パックプランや少人数婚の活用が効果的です。費用項目ごとに整理し、疑問は神社や式場に確認しながら計画的に準備を進めましょう。

伝統と家族の絆を大切にしつつ、納得のいく神前式を実現してください。

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