家族や親しい友人だけを招き、心通う時間を大切にしたい。そんな想いから「少人数の結婚式」を選ぶカップルが増えています。しかし、招待人数を絞るからこそ費用やマナー、演出の工夫など通常の披露宴とは異なる視点での準備も大切になります。
本記事では、少人数婚の基礎知識からメリット・事前に知っておきたいこと、成功させるポイントまで丁寧に解説します。
少人数の結婚式(少人数婚)とは?
「少人数の結婚式」とは、新郎新婦とごく親しい招待客のみで行う小規模な結婚式のことです。
具体的には招待人数が2名から30名程度までの挙式・披露宴を指すことが多く、親族や親しい友人だけを招いて行われます。
近年はこのようなアットホームな少人数婚を選ぶカップルも増えており、大勢を招く一般的な結婚式とは異なるより温かな雰囲気が魅力です。
少人数婚や少人数挙式とも呼ばれ、ゲストとの距離が近く、一人ひとりに目が行き届いた心温まる結婚式が実現できます。
少人数で結婚式を行う4つのメリット
少人数ならではの利点があります。ここでは、少人数婚のメリットを4つご紹介します。
一人ひとりとゆっくり会話できる
余裕ある進行でゲストとの心通う交流ができる
招待客が少ない分、料理や引出物などのおもてなしに費用をかけられる
費用感にメリハリをつけ、質を高めたおもてなしがしやすい
招待状や座席表の作成などが最小限で済み、準備期間を短縮できる
作業量が少なくなり当日までの準備が軽快に
アイデアを盛り込んだ演出や装飾を招待客層に合わせて自由にアレンジしやすい
ゲストの顔ぶれに寄り添った柔軟な演出が可能
一人ひとりとゆっくり会話できる
参列者が絞られているからこそ、ゲスト全員と時間をかけてゆっくり話ができるのも魅力です。
大人数の披露宴ではゲスト全員と言葉を交わす時間を持つのは簡単ではありませんが、少人数婚であればゲストとゆっくり会話をする時間が持ちやすくなります。
ご家族や親しい友人が中心になるので、結婚式当日は緊張しやすい新郎新婦もリラックスした雰囲気の中、会話を楽しみながら和やかなムードで過ごしやすいといった声もあります。
招待客が少ない分、料理や引出物などのおもてなしに費用をかけられる
ゲストの人数が少ない分、飲食や引出物など、おもてなしの質をより高めることができます。
大人数の披露宴と比較すると少人数婚の場合、費用感にメリハリをつけやすくなります。
結果として全体の費用感を調整しやすくなるため、費用面を重視するカップルには大きなメリットになるでしょう。
招待状や座席表の作成などが最小限で済み、準備期間を短縮できる
招待客数が少ない分、招待状の発送や席次表・席札の準備といった事前準備も大幅に軽減されます。
大人数の披露宴と比較すると、ゲストリストの作成や招待状などペーパーアイテムの準備も最小限になるため、打ち合わせ回数も短縮することができる可能性があります。
お仕事等で忙しく準備期間が限られているカップルにはメリットになるでしょう。
アイデアを盛り込んだ演出や会場の装飾を招待客層に合わせて自由にアレンジしやすい
ゲストの年齢層や好みに合わせた演出や装飾を柔軟に取り入れやすい点も少人数婚の利点です。
例えば親族中心なら和やかに会食を楽しむスタイルにし、友人が多ければ参加型のゲームや映像演出で盛り上げる、といった工夫が可能です。
大人数では難しいきめ細やかな演出のカスタマイズも、少人数婚なら実現しやすく、ゲストにとって満足度の高いひとときを演出できます。
少人数で結婚式を行う5つの注意点と解決策
少人数婚ならではの、事前に知っておきたいことも考えられます。ここでは、よくある5つの注意点とその解決策を紹介します。
少人数結婚式は盛り上がりにくい?全員参加型の演出で一体感を出せる
少人数でも場が和む工夫で自然な盛り上がりに
ご祝儀が少ない場合の費用はどうなる?会費制や資金計画で調整できる
予算設計と形式の工夫で無理のない費用配分を実現
招待できなかった方への配慮は?招待基準の明確化と事後フォローを徹底する
納得感ある招待リストと丁寧な対応が信頼を守る鍵
会場が広すぎて寂しくならない?少人数向けのレイアウトで空間を演出できる
空間演出を工夫して居心地の良い雰囲気をつくる
特典を上手に活用するには?少人数婚プランや特典でお得になる
日程選びで費用感を調整しつつ満足度を高める工夫を
少人数結婚式は盛り上がりにくい?全員参加型の演出で一体感を出せる
少人数だと「宴席が静かになり盛り上がりにくいのでは」と気になる方もいらっしゃいます。
しかし、ゲスト全員が参加できる演出を取り入れることで一体感を高め、より楽しめる結婚式にできます。例えば、ケーキ入刀やビデオ上映といった定番演出をあえて行ったり、ゲストに歌や楽器の演奏をお願いするのも効果的です。
少人数婚では司会者を立てずアットホームに進行するケースも多いですが、必要に応じて司会者にゲストを巻き込んでもらえば会場全体が和やかになります。
このように工夫次第で少人数でも十分な盛り上がりと一体感を演出できます。
ご祝儀が少ない場合の費用はどうなる?会費制や資金計画で調整できる
招待客が少ない分、ご祝儀の総額も少なくなり、新郎新婦の自己資金の割合が増えるのではと気になる方もいます。確かに、ゲスト数が減ると式全体の費用は抑えられても、ご祝儀総額も減るため自己資金の割合が増える可能性があります。
費用面が気になる場合は、招待する人数に応じてご祝儀制ではなく会費制も検討してみましょう。
また少人数婚向けのプランや特典を用意している式場を選び、事前に見積もりの相談をしておくと安心です。
招待できなかった方への配慮は?招待基準の明確化と事後フォローを徹底する
「招待できなかった人との関係が気まずくなるのでは」と気になる場合は、誰を招待するかの基準をおふたりで明確に決めることが肝心です。
例えば「家族や親族を中心に招待する」「お互いが招待する人数を合わせる」など新郎新婦の間で招待する基準を分かりやすくしておきましょう。
また招待できなかった方への結婚の挨拶やお祝いを頂いた際のお礼などは忘れず、丁寧に対応してくださいね。
会場が広すぎて寂しくならない?少人数向けのレイアウトで空間を演出できる
大きな披露宴会場に少人数だけだと「会場が寂しい雰囲気になるのでは」と気にされる方もいらっしゃいます。
少人数向けの会場を選ぶのがおすすめですが、広い会場しか手配できなかった場合でもテーブルのレイアウト次第でアットホームな空間にすることができます。
例えばゲスト全員が一つの長テーブルや円卓を囲む配置にすれば、一体感が生まれて寂しさを感じにくくなります。20~30名規模でも、新郎新婦を含め全員でコの字型に着席するレイアウトにすると全員の顔が見渡せます。
お子さんが多い場合は会場内にベビーベッドやキッズスペースを準備するのもおすすめです。人数にあったテーブルのレイアウトや会場装飾で空間をコーディネートすれば、広めの会場でも寂しい印象にならず、大切な一日をより楽しむために時間を過ごすことができます。
特典を上手に活用するには?少人数婚プランを検討してみよう
「招待人数が少ない分、大人数向けプランのような割引特典が受けられないのでは」という点も気になるかもしれません。多くの結婚式場では少人数婚向けのお得になるプランや特典を準備していることがほとんどなのでご安心ください。
各式場の公式サイトや結婚情報サイトで検索して、希望に合う会場を探してみましょう。ブライダル相談カウンターなどで少人数向けの結婚式を受け入れている会場、お得な特典のある会場を紹介してもらうのも一つです。
少人数だから特典が受けにくいということはないので、まずはじっくり希望に合う会場を探してみてくださいね。
少人数の結婚式を円滑に進める3つのポイント
少人数婚を成功させるためには、事前の計画と工夫も大切です。ここでは、少人数の結婚式を円滑に進めるために押さえておきたいポイントを3つ解説します。
関係性やバランスを考慮して招待する範囲を決める
両家の意向を調整し心地よい空間づくりを意識
会場とプランは人数感や雰囲気に合わせて選ぶ
過不足のない規模感で自然体の時間が演出できる
演出や装飾で満足度を高める工夫を取り入れる
小さな仕掛けで記憶に残る特別感を生み出せる
関係性やバランスを考慮して招待する範囲を決める
少人数婚では新郎新婦どちらかにゲストが多かったり、親族と友人の割合が極端に偏ったりすると、ゲスト同士の居心地にも影響します。
新郎新婦で話し合い、どの関係性の方を優先して招待するか、両家のゲスト数に大きな差が出ないようになどあらかじめ話し合っておくと安心できます。ご両親に招待する方の範囲を相談しておくと、よりスムーズです。
会場とプランは人数や雰囲気に合わせて選ぶ
会場選びも少人数婚では重要なポイントです。ゲスト数に対して広すぎる会場だと寂しく感じるため、ゲスト数にあった広さの会場を選ぶのがおすすめです。
具体的には、少人数向けのバンケットルームやレストランウェディング、ゲストハウスの貸切などが人気です。これらはアットホームな空間を演出しやすく、親しい人たちだけの和やかな雰囲気にぴったりです。
また、式場のプランも少人数婚向けのものを選ぶと無駄がありません。挙式のみや食事会のみのプランなど、必要な要素だけを組み込めるプランを活用し、おふたりの希望する雰囲気に合った内容を選択しましょう。
演出や装飾で満足度を高める工夫を取り入れる
少人数の結婚式ではシンプルになりがちな分、ゲストの満足度を高める演出や装飾の工夫も心掛けたいところです。
例えばゲスト全員で撮影する集合写真だけでなく、グループごとに写真を撮る時間を設けたりするのもおすすめです。一人ひとりにメッセージカードを用意すると、より感謝の気持ちを伝えることができます。
またテーブル装花も、小ぶりな花器に少量のお花をたくさん並べるデザインにすれば、豪華になりすぎず洗練された雰囲気に。テーブルのお花を持ち帰ってもらえるようにすると、少人数ならではの心配りでゲストに喜ばれます。
アイデアを盛り込んだ演出の時間が少ない場合は料理のグレードを上げて、おもてなしの料理を楽しんでいただく時間にすることもおすすめです。ゆっくりと会話と料理を楽しめる、上質な時間を過ごすことができ、心に残る結婚式になるはずです。
少人数の結婚式に関するよくある質問
親族だけの結婚式、満足のいく選択にするには?
少人数婚を検討する中で「やはり友人も呼べば良かったと感じてしまわないか」と気になる方もいるようです。
結論から言えば、おふたりが納得して親族だけの式にされたのであれば、満足のいく選択となるでしょう。
実際に親族のみの挙式・会食を行った新郎新婦からは「自分たちの理想の結婚式ができたので大変満足している」という声もあります。むしろ少人数に絞ったからこそ叶えられたアットホームな式に満足するケースが多いです。
もし、「本当は友人にも来てほしかった」という気持ちが強い場合は、後日改めて友人を招いたパーティを開くなど別の形でお披露目することで、その想いをかなえることができます。要は自分たちの希望をきちんと形にしておくことが、満足のいく選択をするためのポイントと言えるでしょう。
親族のみだと気まずい雰囲気になりませんか?
親族だけの結婚式は「内輪過ぎてかえって気まずい雰囲気にならないか?」と気にされることがありますが、多くの場合はアットホームで和やかな雰囲気になります。
両家の親族同士が初対面で最初は緊張するかもしれませんが、新郎新婦からゲスト紹介や挨拶をしっかり行えばすぐに打ち解けるものです。
実際、親族のみの場で新郎が挨拶を言い間違えてしまった際も、親しい間柄ならではの笑いが起きて場が和んだというエピソードもあります。
少人数だからこそゲスト全員の顔が見える距離感で進行できますし、会話も自然と弾みます。気まずさを感じさせないためには、全員が同じテーブルを囲むなどレイアウトを工夫し、親族同士の交流のきっかけを作ると良いでしょう。
親族と親しい友人のみの結婚式の流れを教えてください。
親族とごく親しい友人だけを招いた結婚式でも、当日の基本的な流れは一般的な挙式と大きくは変わりません。
まずは教会式や神前式、人前式など希望の形式でセレモニーを行い、続いて全員での記念写真を撮影します。披露宴では新郎新婦の入場、スピーチ、乾杯を経て会食が始まり、少人数ならではの落ち着いた歓談の時間が流れます。
アイデアを盛り込んだ演出を省き、希望があればケーキ入刀や記念品贈呈などを取り入れることも可能です。最後はお開きの挨拶と送賓で締めくくります。
進行にゆとりがあるため、披露宴後に観光を楽しむなど自由なアレンジもしやすく、ゲストとの距離が近い温かな結婚式が叶います。
20~30人程度の結婚式は寂しい雰囲気になりますか?
20~30名規模の結婚式は「寂しい雰囲気にならないか」と気にされがちですが、実際には温かく一体感のある雰囲気になります。
招待されるのは親族や本当に親しい友人に絞られるため、顔なじみばかりの和やかな空間が生まれます。食事や会話をゆっくり楽しめるちょうど良い人数感で、新郎新婦とゲストの距離も近く、自然と笑顔が広がります。
演出に華やかさを加えたい場合は、ケーキ入刀や映像演出などを取り入れることで満足度も高まります。
親族だけの結婚式では何するのが一般的ですか?
親族だけを招いたアットホームな結婚式では、挙式と食事会を中心としたシンプルな進行が一般的です。
チャペルや神社での挙式の後、ホテルや料亭の個室で親族との会食を行い、派手な演出は控えめに、歓談を中心とした和やかな時間を過ごします。
新郎新婦や両親による挨拶、乾杯の発声などを取り入れつつ、希望に応じてケーキ入刀や記念品贈呈などもアレンジ可能です。形式にとらわれず、家族水入らずの温かな時間を楽しむことが目的となります。
まとめ
少人数・小規模の結婚式には、大人数の華やかな披露宴とはまた違った温かさと魅力があります。ゲストとの距離が近く、一人ひとりに感謝を直接伝えられるアットホームな時間は、少人数婚ならではの宝物と言えるでしょう。
一方で、規模が小さいからこそ気になる点もありますが、本記事でご紹介したように事前の工夫と配慮でより良い時間にすることができます。
ぜひおふたりとゲストが笑顔になれるようなアイデアを取り入れながら、心に残る素敵な結婚式を創り上げてください。少人数婚をご検討中の方にとって、本記事の徹底解説が安心感につながり、成功へのヒントとなりましたら幸いです。
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ブラスに関するよくあるご質問
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Q. 値引きや期間限定ディスカウントはありますか?
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Q. 料理が評判と聞きました。本当ですか?
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Q. 仏前式や神前式はできますか?
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Q. 各式場のアクセスや結婚式当日の送迎はどうなっていますか?
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